中学生が農家のお手伝い 摘果作業を体験

JAあづみ
真剣な表情で摘果作業をする生徒ら
真剣な表情で摘果作業をする生徒ら

松本市梓川中学校の3年生約120人は、5月14日に同市梓川のリンゴ畑で摘果作業を体験した。青空のもと真剣な表情で、実を選別し摘み取っていった。
地域の基幹産業であるリンゴ栽培を通じて「働くこと」の大変さや農業の楽しさを学ぶことを目的とした授業で、JAあづみりんご部会(梓支部・倭支部)が毎年生徒を受け入れている。
生徒たちは12か所の圃場に分かれ農家のアドバイスを受けながら、シナノスイートやぐんま名月、サンふじといった品種の摘果作業を丁寧に行った。慣れない作業に戸惑いながらも生徒同士で教え合ったり、農家に助言を求めるなどして楽しみながら作業を行った。
リンゴ農家の上嶋広明さんは「リンゴが出来上がるまでの過程は、とても大変だが達成感ややりがいを味わうことができる。食べる時は今日行った作業を思い出して欲しい」と話した。
摘果をした生徒は「摘果をするのは初めてで、農家さんの苦労を肌で感じることが出来た。感謝の気持ちを忘れずにリンゴをいただきたい」と笑顔で話した。

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