選ばれる産地へ 花き出荷推進会議

JAみなみ信州
市場と意見交換した分科会
市場と意見交換した分科会

JAみなみ信州花き部会と同JAは5月27日、同JA本所で2025年度花き出荷推進会議を開いた。同部会員、同JA役職員、市場関係者、長野県南信州農業農村支援センター、全農長野ら43人が参加し25年度の生産・販売振興方針を共有した。販売金額8億円(24年度販売実績約5億727万円)を掲げ、25年度はダリアなどの主要品目を中心とした生産振興のほかインスタグラムによる消費宣伝を開始するなどし、信用され選ばれる産地を目指すことを確認した。
同部会の木下忠利部会長は「今年もすでに厳しい暑さとなっているが、今シーズンも品質の高い花きを出荷できるよう努力する。関係者の皆さんのご指導をいただきながら、部会全体で生産振興に努めたい」とあいさつした。
25年度は季節感のある花きを通年出荷できる産地としてダリアやオキシペタルム、ほおずきなどの草花、南天やビバーナムなどの花木を中心に生産振興に取り組む。気候変動に対応する施設化推進、予防防除の徹底などで品質の安定を目指し、品目別現地指導会による栽培技術の向上を図る。果樹や野菜との複合栽培や水田転作、有休農地の活用に花き栽培提案するなど生産振興に取り組む。販売では出荷情報の早期発信、同JA総合集荷販売センターでの検品作業を重ねて行い、より品質を安定させ産地を売り込んでいく。
市場関係業者3社との分科会ではダリア、花木、草花の3つのグループに分かれて市場関係者と意見交換を行った。ダリアでは品目や色目などの流行について、花木・草花では同JAに期待する品目や増産を希望する品目などについて活発な意見交換をした。

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