JA信州諏訪女性部富士見町ブロックは2025年度、地域住民が野菜づくりを体験できる富士見町の「JA農園」で農作業を行う。JA女性部初めての取組み。皆で協力してサツマイモやジャガイモを育て、収穫後はフードドライブや料理教室の材料として役立てる計画だ。
同ブロックは毎年、富士見町社会福祉協議会に農産物や食品、生活用品などを定期的に寄贈。同協議会から、地域で必要としている人に届けてもらう活動を行っている。時期によっては、品物が集まらないこともあるため、同ブロック役員が「遊休農地を活用して農産物を自分たちで育て、地域の役に立ちたい」との思いで企画した。
5月9日は、同ブロック役員と職員計6人が集まり、広さ0.7アールの区画内に畝を作ってマルチを敷き、ジャガイモ「キタアカリ」の種芋60個を植えた。農作業経験者が多く、作業を分担しながら手際よく進めた。5月下旬にはサツマイモ「紅はるか」50本を植えた。今後は、草取りを行いながら生育を見守り、ジャガイモは7月下旬頃から、サツマイモは9月下旬頃からの収穫を目指す。
小林忍ブロック長は「皆で協力して栽培管理し、フードドライブや今後の活動で有意義に役立てたい。来年以降も続けていければと思います」と話した。