富士見町のJA信州諏訪富士見町中央支所と原村支所は5月8日~26日、地元保育園6カ所で花育活動を行った。JA役員、牛山洋一郎統括所長ら支所職員が園を訪問。延べ205人の園児とともに、「たねダンゴ」をつくり、プランターや花壇に植えた。皆で生長を見守る。
「たねダンゴ」は(公社)日本家庭園芸普及協会の登録商標で、花の種を付けた泥だんごのこと。一つのだんごから複数の芽が出て、花束のように花を咲かせる。
JAでは2021年から、JAファームの園芸担当職員からの紹介で地元保育園での「たねダンゴ」づくりを行っている。富士見町中央支所では3年目、原村支所は初めての取組みだ。
園児は、土と水を混ぜて泥ダンゴをつくり、マリーゴールド・ネモフィラ・黄花コスモス・ポンポン百日草などの花の種を5粒つけた。プランターや花壇に植え、軽く土をかぶせた後、たっぷりと潅水した。
富士見町の本郷保育園では23日、年中・年長の園児31人が参加した。
年長の女の子(5)は「おだんごに種をつけるのが楽しかった。お家でもやってみたい」と話した。
牛山統括所長は「大切に育ててもらい、花の美しさを感じてもらえればうれしい。開花したら見に行きたい」と話していた。