JAグリーン長野は29日、長野市松代町のメルキュール長野松代リゾート&スパで第32回通常総代会を開いた。書面出席を含む519人が出席。2024年度事業報告や25年度事業計画、中期3カ年計画、役員選任など全7議案を可決した。また、「持続可能な農業に向けた基本農政の確立と国民理解醸成に向けた緊急決議」を提案し、拍手で承認した。
25年度は新しい中期3カ年計画の初年度。「持続可能な農業の実現」「食と農を基軸とした協同組合の役割発揮」を目標に掲げ、組合員とともに「未来の農業」を構築していく。
栗林和洋組合長は、「今期は令和7年度~9年度中期3カ年計画を設定した。農家組合員目線での持続可能な農業に軸足を置き、行政とともに、10年後の地域がめざす農業の姿を実現していきたい。今後も農協は地域とともに、「人と人との絆、次世代につなぐ協同の輪」を旗印に、組合員の営農、生活を守るために事業をすすめていく」とあいさつした。
また、前中期3カ年計画にもとづき、営農経済事業成長効率化プログラムを実践したほか、新規就農者や若手農業者への相談支援窓口として「グリーン営農相談センター」を開所。経営・事業改革においては、自己改革重点目標等の達成に向けた不断の努力を積み重ね、財務の健全化を実現した。これらの結果、24年度の販売高62億3千万円を達成、前年、計画とも大きく上回り、当期剰余金2億8千万円を計上できたことに、組合員のみなさまのご協力の成果であると感謝を述べた。
30日に長野市篠ノ井のグリーンパレスで開いた理事会・監事会で新執行体制を決め、栗林和洋組合長が再任した。役員は次のとおり。
▽代表理事組合長 栗林 和洋
▽代表理事専務 滝澤 明人
▽金融共済担当常務理事 鈴木 隆男
▽生産経済担当常務理事 小林 寛久
▽代表監事 藤牧 好明
▽代表監事代理 酒井 伸
▽常勤監事 染野 幹夫