地域で支える米づくり 明星保育園児が元気に田植え

JAみなみ信州
一列になって丁寧に苗を植えた
一列になって丁寧に苗を植えた

飯田市の明星保育園年長園児30人は23日、活動を支える農家の村澤裕人さん(飯田市・64)が管理するおよそ0.5アールの水田で田植えを行った。同園で取り組む食育活動の一環で10年ほど続いている。今年はJAみなみ信州職員も協力し、うるち米「にじのきらめき」を手で植えた。
この日は村澤さんが田植えの仕方を説明。村澤さんは「子どもたちに農業に触れてもらいたいと、コロナ禍もバケツ稲で活動を続けてきた。これからもできるかぎり協力していきたい」と話した。
子どもたちは牛乳パックでつくった手作りのビクを腰につけ、泥の感触を楽しみながら田んぼに入り、皆で一列になって1苗ずつ丁寧に植えていった。
同園の山下知子副園長は「毎年子どもたちが楽しみにしている活動。長さを測ったりして日々の生長を観察していきたい。食べ方も子どもたちと話し合い、昨年は土鍋で炊いておにぎりにしていただいた。今年もおいしいお米が食べられるのが楽しみ」と話した。
同園では散歩で稲の生長を見守り稲刈りを行い、収穫後は皆で味わう予定。

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