茅野市のJA信州諏訪茅野中央支所は5月上旬、同市の永明小学校で同校園芸委員会の花の種まきを支援した。委員会の児童24人が、色とりどりの花を咲かすペチュニアの種をていねいにまいた。委員会目標「全校のみんなを花の力でワンダフルにしよう!」の実現に向け、皆で生長を見守っていく。
この活動は、2021年度から開始。これまでは花苗を植えていたが、今年は児童から「種から花を育ててみたい」という要望を受け、初めて播種から行うことになった。
この日は、同支所の職員ら4人が参加。児童とともに、セルトレイに土を入れ、種を1穴につき2~3粒播いて、土を被せた。芽が出るまでは、セルトレイの下に水を貯めた皿を敷いてかん水を行う。芽が出てきたら、ジョロで水を与えていくよう教えた。葉が3~4枚ほど育つ6月下旬頃、花壇に定植する計画だ。
委員長の杉本亘輝さん(11)は「初めて種から花を植えた。学校がきれいな花でいっぱいになればうれしい」と話した。
同支所の野明光幸統括所長は「一から植物を育てる経験をしてもらえる貴重な機会。愛着をもって育ててもらいたい」と願った。