僕の稲、大きくなあれ!初めてのバケツ稲づくりに挑戦

JA信州うえだ
営農技術員の指導で田植えをする子どもたち
営農技術員の指導で田植えをする子どもたち

JA信州うえだよだくぼ南部地区事業部は4月から、和田児童クラブに通う児童たちと「バケツ稲づくり」に初挑戦している。5月22日には、種もみから大事に育ててきた苗を、バケツの田んぼに植え付けた。
この取り組みは今回が初めてで、子どもたちに食や農業への興味・関心を深めてもらうことが目的。毎日食べている米を、子供たちが自らの手でもみから育て、田植え、収穫と米になるまでの作業を体験することで、育てる楽しさや、命の大切さも知ってもらいたいと企画した。
取り組みの趣旨に、長和町の和田児童クラブが賛同して実現。クラブに通う子どもたち10人分の「バケツ稲づくりセット」を同事業部が用意した。
子どもたちは、4月17日に種もみを水に浸し、20日に萌芽を確認、24日には1人24粒ずつ育苗培土へ大事に種まきをした。この間子どもたちは、毎日学校からクラブへ来るなり種もみの様子を虫眼鏡で観察したり、種まきの後すくすく伸びる苗の変化を楽しみ、「白い芽が見えてきたよ!」「苗、大きくなってきたよ」と、うれしそうに稲の生長を見守っていた。
この日は、JAの営農技術員が先生を務めた。事前に子供たちが、バケツに土を入れ、肥料・水を加えてスコップや手でよく混ぜて準備した「バケツ田んぼ」に、苗の中から生育の揃った5本を選んでまとめて束ね、植え付けた。水の管理などの注意点をしっかり聞いた子どもたちは、「僕の稲、おおきくなあれ!」と期待に胸を膨らませていた。
今後は稲の生育を観察し、収穫後にはもみすりや炊飯も体験する予定だ。

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