第60回通常総代会開催 組合員とともに難局打開へ

JAあづみ
挨拶を述べる宮澤組合長
挨拶を述べる宮澤組合長

JAあづみは27日、安曇野市のスイス村サンモリッツで第60回通常総代会をひらいた。書面出席を含めて431名の総代が出席。2024年度事業報告や長期構想・2025-2027 3カ年計画、2025年度事業計画など5つの議案を可決。また「持続可能な農業に向けた基本農政の確立と国民理解醸成に向けた緊急決議」を提案し可決した。
宮澤清組合長は「25年度はJAあづみ創立60周年という節目の年になる。厳しい情勢は続くが、みなさんとともにこの難局を乗り越えていきたい」とあいさつを述べた。議長には小松傳さんを選任。
24年度は管内でも夏場の猛暑の影響により生育状況の遅れや、農産物の品質や収量に大きく影響したが、凍霜害は例年に比べると少なく大事には至らなかった。全国的な供給不足により高単価での取引が多くの品目で見られ、生産販売高は95億1665万を捉え、長年の目標であった90億円を17年ぶりに達成した。(前年対比11.7%増)
25年度は10年後(2030年)の目指す姿の実現に向けた2期目の3カ年計画の初年度の年にあたる。JAあづみ長期構想は「自然の潤いと人の営みが奏でる未来“安曇野”」をメインテーマに10年後(2030年)を見据え持続可能な農業・組織・経営基盤の確立を目指す。直近3年間の具体策「2025―2027 3カ年計画」は①人と農地を守る持続可能な農業への挑戦②「食」と「農」で広げるJA仲間づくり③農と暮らしを支えるJA経営基盤の強化-をテーマとした。
3カ年計画の主要施策として高温でも濃赤色に着色しやすいリンゴの新品種「錦秋」の試験栽培や、高温に強い水稲の多収性品種「にじのきらめき」の生産を試みるなど新品種の導入を計画する。

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