喬木村の喬木第二小学校は19日、同校に隣接する8アールの田んぼで田植えを行った。同校は全校学習として米づくりに取り組み、この日は1~6年生30人が参加した。同校の米づくりにはJAと農事組合法人喬木グランドファーム、地域農家らが協力しこの日も12人が作業を手伝った。児童がもみまきから始め育苗した苗を田植えし米づくりを行う。
同JA営農部農産課の四ツ橋和生技術員が田植えの仕方を説明し、この日はうるち米「風さやか」ともち米「もりもりモチ」を手で植えた児童らは裸足になり腰には苗を入れたかごを下げ、田んぼに入った。ひんやりとした泥の感触に歓声をあげながらヒモに沿って一列に並び、1苗ずつ慎重に植えていった。高学年の児童は何度も田植えを経験しており、低学年に教えながら皆で楽しく作業を進めた。
田植えを体験した5年生の森川礼彩さん(10)は「最初はどきどきしたけれど、みんなと一緒に楽しく苗を植えることができてうれしかった。お米になるまでが楽しみ」と話した。
作業を支援した喬木グランドファームの大平和明さん(74)は「30年以上続く食育活動。子どもたちが協力して一生懸命植えたので例年よりも早く植えることができた。おいしいお米がとれるようこれからも支えていきたい」と話した。
今後同校は稲の成長を都度観察し稲刈り、はざかけ、脱穀まで体験する予定。