地元農産物を味わって 生産者から消費者へ直接思い届ける

JA松本ハイランド
アスパラガスと国消国産のPRチラシを手渡す塩原卓会長(右)
アスパラガスと国消国産のPRチラシを手渡す塩原卓会長(右)

JA松本ハイランド広丘支所農政協議会は5月23日、同JA産の農産物を配布し地域農業をPRする「地元農産物消費宣伝活動」を塩尻市のJR広丘駅で初開催した。このイベントは、同協議会が生産者と消費者の交流する場を設け、国消国産および地産地消の大切さと、地域農業への理解を促進しようと企画したものだ。
イベントでは同支所管内の特産品であるアスパラガス700人分を用意。また、農業への理解醸成を図るため国消国産のPRチラシも同封した。
配布会場のJR広丘駅では、同協議会メンバーの農家組合長会長や総代会長、女性部・青年部役員、JA広丘支所の理事・職員ら15人が参加し、「地元産の農産物をプレゼントしています」と呼びかけると、興味を持った学生や帰宅する会社員など駅の利用者が足を止め、用意したアスパラガスは1時間ほどで配布が終了するほどの賑わいをみせた。
地元農産物を受け取った駅の利用者は「散歩に訪れたところ、偶然このイベントを知った。いただいたアスパラを食べながら、地産地消の大切さを学んでいきたい」と話した。同協議会の塩原卓会長は「今日は生産者が心を込めてつくった朝どれのアスパラを用意し配付した。地元農産物のおいしさを多くの人に知ってもらいたい」と期待を込めた。

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