JAみなみ信州は資材店舗の利用者へのサービス向上、職場のチームワーク強化につなげようと毎年「みなみ信州自慢のエンドコンテスト」を開催しており、今年で4回目。同JA管内の農業資材店舗12店舗が参加し、各店舗工夫を凝らした売り場をつくり接客を行っている。
エンドとは、陳列棚の端など目立ちやすい場所にあるオススメ商品を展示するスペースのこと。同コンテストは水稲農薬をおすすめするエンドが対象。商品の特徴などを分かりやすく陳列し、利用者の商品選びや接客の効率化につなげたい考え。自店舗以外の売り場を職員同士が5月中に写真審査を行い、順位を付ける。結果は6月上旬に発表し、7月の資材担当者会議で表彰する。
13日には各店舗で売り場が完成し、松川資材店舗ではこの日さっそくエンドを使って接客を行った。同店舗では昨年の同店売り上げ上位商品をメインに、各商品のキャッチフレーズや農薬の具体的な効果をポップに書き出すなど工夫した。買い物に来た下澤洋貞さん(74)は「よく店に足を運んでいるが、今日は特に目を引いた。説明が丁寧でわかりやすく参考になった」と話した。
同JA松川支所営農課農業資材の金山真司担当は「コンテスト期間は特に力を入れるが、普段からも季節に合わせたわかりやすい売り場を心掛けている。お客様の要望に応えられる接客対応も磨きながら、親しみやすく利用しやすい店舗づくりに活かしたい」と話した。
同JAはJA全農主催「CS甲子園」にも毎年参加しており、3年連続で敢闘賞やラウンドアップ賞などを受賞している。昨年はJA管内全店舗の店づくりに対する高い意識・取り組みが評価され、「JA賞」も受賞した。