JA信州諏訪野菜・花きトップセールス 標高生かし高品質農産物を総合供給産地PR

JA信州諏訪
JA管内の野菜や花きを展示し、農産物出荷本格化をPR
JA管内の野菜や花きを展示し、農産物出荷本格化をPR

JA信州諏訪は5月15日・16日、東京都で野菜・花きのトップセールスを行った。大田市場で、小平淳組合長らJA役職員9人が「諏訪地域は、標高の高さを生かした高品質な野菜・花きを栽培できる総合供給産地」と力強くPR。2025年度の販売目標達成に向け、市場関係者と意思統一を行い、農産物本格出荷シーズンのスタートを切った。
JAは2025年度、販売総額98億2,200万円の達成を目標に掲げている。そのうち、野菜販売高が43億円、花き販売高が20億円を占めている。基幹品目の維持・拡大、JA支援事業と多様な担い手に推奨振興品目と地域振興品目を提案することで、農業生産基盤強化に取組む。長期ビジョンでは2031年度(令和13年度)の販売総額100億円の達成を目指している。
15日は、京浜地区の野菜・花き7市場の関係者、JA全農長野、JA役職員計20人が集まり、都内で取引懇談会を行った。菊池孝明営農部長から2025年度の事業計画と販売方針の報告。目標達成に向け意思統一した。
16日は、早朝から大田市場を訪問。東京青果株式会社の協力のもと、同市場イベントコーナーで、管内で現在出荷している野菜・花き計8品目を展示。揃いの法被を着用し、管内をPRした。集まった卸売り業者ら60人に、セルリー1本とホウレンソウ1袋を配布した。
仲卸業者の男性は「セルリー、レタス、アスパラ、キュウリなど、どの野菜もとてもおいしそう。花も色づきがよく、長持ちしそうだ」と展示を見入っていた。
また、株式会社大田花き、東京多摩青果株式会社を訪問。役員との懇談を行った。
市場関係者からは「JAとのパートナーシップを大切にしていく」「生産者は今まで以上に栽培管理の苦労や生産コストがかかっている。市場だからこそ、JAと連携し、期待に応えていく必要がある」「生産者にやる気を持ってもらう価格帯作りに力を入れていく」などの話があった。
小平淳組合長は「産地から全力で高品質な野菜・花きを栽培して供給する。市場の皆さんと連携して努力し、良い1年にしたい。いよいよ本格化シーズンを迎えるJA信州諏訪の農産物をお願いいたします」と呼びかけた。

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