米作りの大切さを伝える 10年以上継続

JA信州諏訪
一列になり苗を植える児童
一列になり苗を植える児童

JA信州諏訪茅野市営農センターは5月15日、東京都の学校法人川村学園川村小学校の田植え体験を支援した。同校3年生94人が参加。児童は、春の田植えと秋の稲刈りを経験し、米作りの大切さを学んでいる。
この活動は、児童が稲作体験を通して米作りに携わる人に感謝の気持ちを育むことを目的に実施。JAは、同校からの依頼を受け、茅野市の湯田坂文幸さん(77)の協力を得て10年ほど前から支援している。
この日、まず児童は稲の生育について同センターの五味広孝所長から学んだ。五味所長は稲苗と種もみを児童に見せながら植え方を指導。「苗を5本ずつ手の平間隔で植えてください」と教えた。
その後、湯田坂さんの田んぼに移動。苗を持って1列になり、素足で田んぼに入った。慣れない土の感触に戸惑いながらも、一生懸命「コシヒカリ」の苗を植えた。なかには「もう一度田植えをしたい」という児童もおり、田植えの楽しさを体感していた。
今後、湯田坂さんが収穫まで管理。9月下旬頃に稲刈りを行う。
湯田坂さんは「米づくりは多くの人が携わっている。稲作体験を通して、感謝の気持ちを持ち日頃の食事を楽しんでほしい」と話した。

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