JAみなみ信州は16日、飯田市鼎の同JA本所で第16期女性大学の開講式を開き、受講生11人(今年度受講生は16人)と同JA役職員、同JA女性部部長が参加した。同大学はJAを拠り所に若い世代の女性が学び合う仲間づくりの場として1年間の講座を行っている。
開講式では受講生一人ずつ自己紹介をし、「ここに集まった皆さんとの交流が楽しみ」「家庭を少し離れて自分のための時間を満喫したい」などの想いを話した。今年度は「プランター野菜づくり」や「地元産の梨を使った焼肉のタレづくり」などを楽しみながら、女性部活動への参加やJA職員を講師とした資産形成、災害への備え等の講座を通して、JA事業への理解や利用にもつなげるカリキュラムを用意している。
今年初めて参加する中村由香さん(高森町・44)は「食や農に興味があり、知識やつながりを広げたいと思い参加した。皆さんと交流しながら様々な経験ができることが楽しみ」と話した。
同大学学長で同JAの寺沢寿男組合長は「大切な食を支える農業やJAのことを学び、皆さんの豊かなくらしのために役立ててもらいたい。一人ではできないことも共助の精神で実現できることも多くある。仲間の皆さんと長くつながり、ぜひ地域で活躍してほしい」と激励した。