JA上伊那畜産部会酪農専門部と伊那酪農農業協同組合、南信酪農協同組合からなる上伊那地域酪農協議会は、「酪農家のおもてなし牛乳」を使用した商品として、伊那市にあるエール堂のかき氷を新たに認定した。5月9日には認定証授与式が開かれ、JA営農経済担当常務で同協議会の白鳥健一会長が、同店店主の山本晶子さんへ認定証を手渡した。同協議会はこれまでに、プリンやジェラートなど7つの商品を認定し、今回が8つ目となる。
酪農家のおもてなし牛乳は、上伊那地域の若手酪農家が企画開発し、2015年11月に誕生した商品。生産者がつくる、安全安心な自給飼料などで育てた牛の生乳をふんだんに使用した、信州産生乳100%の牛乳。白鳥会長は「認定商品がだんだんと増え、酪農家のおもてなし牛乳をつかっていただけることは大変ありがたい。若手酪農家の皆さんがつくった酪農家のおもてなし牛乳を使うことで、幅広く上伊那地域をPRしてもらいたい」と期待した。
「地域の人たちを応援したい」という想いで名付けられたエール堂は、24年7月22日にオープンしたかき氷店。大半のかき氷に酪農家のおもてなし牛乳を材料とした「自家製みるく」をかけ、地元の旬を味わえるよう、上伊那産を中心とした果物をふんだんに使用している。山本さんは、日々頑張っている人たちへエールを送りたいと、自身の心に残った150種類の言葉をカードにして、かき氷に添えて提供している。山本さんは「これからも上伊那地域の食材を使って上伊那の良さを発信していきたい。地域の人たちの元気な姿を見ると笑顔になる。かき氷を食べて元気になってもらいたい」と笑顔で話した。