JAあづみ果実課と担い手支援室が企画する「リンゴ就農体験会」は就農やリンゴ栽培に興味がある参加者に就農の後押しをしている。第2回体験会には、応募した14人が参加し、圃場で摘果作業を体験した。作業後には就農個別相談会も開催。
体験会は、松本市か安曇野市で就農を検討している60歳以下を募集対象とし、リンゴ栽培の担い手確保を目的に、22年から毎年開いている。
第2回は、リンゴの摘果作業をテーマに開催。安曇野市にある圃場で、リンゴの摘果をした。参加者は、摘果の目的とやり方をJA職員から教わったあと、一人ひとりが摘果を実践した。わからないことや、コツなどを聞きながら、1時間ほど摘果作業をした。
また、リンゴ栽培の就農にあたって、機械が必要になることも説明し、実際に圃場にある機械を動かし、用途などを確認した。リンゴ農家には必須である高所作業台は、希望者が実際に乗って、高所作業を体験した。
就農個別相談会では、JA担い手支援室や松本市、安曇野市の職員らが参加者の不安な点などを聞き取った。JAや県、市から受けられる支援制度などを紹介した。約3年前にリンゴ栽培を始めた果実課の営農指導員は、始める前の不安や、実際に就農してみてどうかなどの実体験などを話した。話を聞いた夫婦は、「不安な点を実際に聞けて安心した」と話した。
次回の第3回は8月に早生品種の収穫及び、ふじの葉摘み作業を予定している。