JAあづみは18日、安曇野市であぐりキッズスクール(水稲コース)の開講式と田植えを行った。事前に応募した安曇野市管内の小学3年生~6年生とその家族の18家族44人とJA職員らが参加。慣れない田植えに苦戦しながらも、家族で楽しく作業した。
開講式のオリエンテーションでは、水田の提供と管理を行う同JA青壮年部の青栁聡さんが「子どもたちが農業に興味をもってくれてとてもうれしい。収穫を楽しみに楽しんで田植えをしてほしい」と挨拶した。
式後は、青栁さんの約30アールの水田の一部に「コシヒカリ」の苗を手で植えた。参加者は、はだしや長靴で田んぼに入り、JA職員に苗の持ち方や植え方を教わりながら、植え付けた。初めて手で植える児童もいて、足を取られ転びそうになりながらも、貴重な体験を楽しんでいた。親子で楽しみながら、1時間ほどで植え付けが終了し「楽しかった」「きれいに植えられたよ」と声が上がった。
同スクールは、次世代を担う子どもたちに、農作業体験を通じて「食」と「農」の大切さを伝えるとともにJA事業への理解促進を図るため、創立50周年記念事業として開講し、今年で10年目を迎える。水稲、果樹、野菜の3コースを展開し、親子でたのしく農業体験ができると好評だ。
営農経済事業部の吉澤大和課長は「農業体験を楽しんでもらうことを第一にしている。体験を通じて食や農業の大切さを学んでもらえればうれしい」と話した。
今後は、9月に稲を刈り、10月には修了式も兼ねて新米をおにぎりにして味わう予定だ。