諏訪市のJA信州諏訪すわこ営農センターで5月8日から15日までの5日間、同市の育苗ハウスで水稲苗の引き渡しを行った。水稲生産者が予約注文分を持ち帰り、田植えに取りかかっている。
生産者の労働力軽減を目的に、毎年行っている取組み。水稲苗は、同センターで種をまき、育苗したものだ。
2025年度は、生産者約180人分の育苗箱計6,653枚分を用意した。品種は「つきあかり」「コシヒカリ」「あきたこまち」「ひとめぼれ」「ヒメノモチ」。
15日は、生産者30人が訪れ、手押し車を使って軽トラックまで育苗箱を運んだ。当日中に田植えをする人が多いとのこと。今後は、活着まで深水で蒸散を抑え、その後日中は浅水管理とする。強風や寒冷時、夜間は深水にする。
苗を引き取った同市の夫婦(70代)は「とてもよい苗でありがたい。たくさん実って、豊作になればうれしい」と願っていた。
同センターの小林徳生所長代理は「水の管理や病害虫防除を適切に行い、高品質米の生産に努めてほしい」と呼びかけている。
水稲苗の引き渡しは、茅野市、原村、富士見町管内でも行った。