JA共済連長野は5月2日、駒ケ根市の駒ケ根工業高校で自転車交通安全教室を開いた。通学などで自転車の使用頻度が高い高校生に危険性を理解してもらうことが目的。生徒らはスタントマンが再現する事故現場を見て、交通安全の意識を高めた。
同教室は、地域貢献活動や交通事故未然防止活動の一環として、長野県警察本部や地元JAと連携して2012年度から毎年県内4校で開催している。今回は、地元のJA上伊那の協同会社である株式会社オートパル上伊那も協力し自動車を提供した。
この日は、全校生徒約330人が出席。スタントマンの6人が自転車と自動車による衝突事故や大型トラックの内輪差による巻き込み事故などを再現し、「『ただいま』『おかえり』を言い合える毎日を送ってほしい」と呼びかけた。また、交通事故の怖さや交通ルールを守ることの大切さ、事故が起きてしまった時の対応の仕方を伝えた。
同校1年生の生徒は「毎日、自転車で通学しているが、改めて安全運転に気をつけなければいけないと思った。学校が坂の上にあるので、下校時にはスピードを出し過ぎないようにしたい」と話した。