JA上伊那とJA生活部会は5月10日、伊那市のJA本所で第19期JA上伊那ミドルミズ大学の開講式を開いた。同大学は、40代~60代の組合員及びその家族で、JA家庭雑誌「家の光」購読者を対象とし、今期は北部校・中部校・南部校の計65人が受講。年8回の講義を計画し「楽しく学んでハッピーに!自分らしく輝くために」をキャッチフレーズに、仲間と共に学び合うことが目的。
開講式は3校合同で開かれ、同大学の下島芳幸学長は「日頃なかなか交流ができないからこそ、会話をしながら身体を動かして楽しんでほしい」と述べた。
この日第1回の授業では、箕輪町の市川英明公民館長を講師に、ニュースポーツ「モルック」を体験した。モルックは、12本の木製のピン(スキットル)に木製の棒(モルック棒)を投げて倒し、50点ちょうどをめざす競技。50点を超えた場合は25点に逆戻りするため、15チームに分かれた学生たちは、モルック棒をどこに投げるか話し合いながら目標の50点をめざして身体を動かした。学生は「思うように当たらず難しかったが、当てた時のうれしさやチームの仲間と会話をしながら、頭も身体も動かすことができとても楽しかった」と話す。
同部会の下島恭子部会長は「3校合同の開講式に、大勢の皆さんが元気に笑顔で集まってくれてうれしい。毎日の忙しさから少し解放されて、自分の学びの時間をつくれることがミドル世代にはうれしいこと。新しい仲間をたくさんつくって、自分も地域も元気になるような活動をしていきましょう」と呼びかけた。