良質ストック届ける 春・秋合わせて約30万本

JAあづみ
出荷規格を確認する生産者ら
出荷規格を確認する生産者ら

県内有数の生産量を誇るストックの出荷が4月26日からJAあづみ管内で始まった。出荷最盛期を前にJAあづみとJA大北、JA松本ハイランドでつくる中信ストック協議会は7日、安曇野市のそ菜特産流通センターで春ストック出荷目揃い会を開いた。
生産者や松本農業農村支援センター、JA全農長野、JA職員ら11人が参加し、販売情勢や出荷規格、選荷基準などを確認した。
本年度の春ストックの生育状況は、例年に比べ草丈も若干短めの生育となっているが、花穂はしっかり詰まり、品質も安定している。ストックは主に葬儀に使用されることが多いため、「アブラムシやコナガなどの虫には特に注意が必要」とし、「生産者の厳しい選花・選別、市場への正確な情報発信が高単価に繋がる」と呼びかけた。
この時期は長野県産のストックを待ちわびる市場関係者が多い。産地として厳正な選別に定評があり、品質の安定と正確な選別で高単価での販売を確立していく。
2025年度の出荷計画は春・秋合わせて約30万本、販売計画は2000万円を目指す。主に、関西や中京方面に出荷し、春は6月中旬頃まで出荷が続き、秋は10月上旬から出荷が始まる予定となる。
生産者の横澤一弥さんは「今後の高温に向けて対策を行い、切り前に注意して良質な花を消費者に届けたい」と意気込んだ。

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