「ふれあい農園」が今年も開園 農作業の楽しさを肌で感じて

JAあづみ
野菜の苗を植える参加者ら
野菜の苗を植える参加者ら

JAあづみ青壮年部・女性部、農政協議会、コープながのなどが展開する「ふれあい農園」が10日に開園し31周年を迎えた。今年は11家族25人が参加。安曇野市堀金の畑約30アールの畑を活用し、年間を通して30品目以上を育てる。
生産者と消費者が互いの立場を超え、親交を深めることを目的に始まり30年という長い歴史を持つ。消費者自らも農作業を行うことで地産地消を体験し、農業の楽しさを肌で感じることが出来る。また、ほぼ農薬を使わずに育てるのが特徴。参加者全員で草取り作業を行うなど安心・安全な農作物作りにこだわる。
2025年度は茅野市や白馬村といった県内各地から11家族25人が参加。月に2回、隔週土曜日に活動する。この日は天候不順が懸念されたが、畑でオリエンテーションを実施した。青壮年部の大倉健太郎部長は「実際に農作物を作って農作業の楽しさや、やりがいを知ってもらいたい」と述べ、女性部の矢口美智子部長は「収穫を楽しみに、体調に気を付けて一年間頑張ろう」とあいさつした。参加者は泥だらけになりながらカボチャやナス、トマトなど10品目ほどの苗を丁寧に植え作業を楽しんだ。
また、同JA青壮年部員で夏秋いちご農家の細萱敦史さんのハウスを見学したり、いちご狩りなどを楽しんだ。
参加した家族は「初めてふれあい農園に参加した。子どもが土に触れたり、のびのびと農作業をする機会が滅多にないのでいい経験になる」と笑顔で話した。

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