地域と共に安全と健康を~農作業安全講習会~

JA長野八ヶ岳
農作業安全講習会の様子
農作業安全講習会の様子

春の農作業安全月間に合わせ、5月9日に南佐久郡南牧村のJA長野八ヶ岳南牧支所販売事務所にて同村生産者を対象とした農作業安全講習会が開かれた。初の開催で主催は南牧村農業機械士会。佐久広域連合南部消防署職員による農作業時における救急法とAED講習では参加者ひとりひとりが実践しながら学んだ。実際に救命救急が必要な現場に遭遇した生産者の話やさまざまな質問が飛び交い、講習会は盛り上がりを見せた。
後半では、一財)日本農村医学研究所主任研究員の柳澤和也氏による農作業事故防止について講話。農作業事故の実態や熱中症対策について写真を交えたスライドショー形式で行なわれた。
南牧村農業機械士会長の三井仙一郎氏は、「1人でも多く人命救助や事故防止の知識、技術向上の場にしてほしい。今回は青年部を中心に開催したが、今後は婦人部やいろんな団体とも行い農作業安全を浸透させていきたい」と話した。
講習会に参加した野辺山支所青年部会長の坪井則晃さんは「救急法とAEDの講習を受けて、いざという時の勇気や判断力の重要性を改めて感じさせられた。また、農作業の危険度、熱中症になりやすい状況や対策を詳しく知ることができ、安全な農作業を目指して今後も取り組んで行きたい」と感想を述べた。

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