飯田市のJAみなみ信州農産物直売所りんごの里は19日まで、母の日に向けた特設売り場で生産者が出荷するギフト用の鉢植えなどを販売する。店舗入口すぐに設置した売り場には華やかなカーネーションの鉢植えが並ぶ。今年は生産者の協力で母の日から1週間売り場を継続する予定。
同イベントは母の日に地元の花を楽しんでもらいたいと、10年ほど前に生産者の協力で始めたもの。生産者の長沼春樹さん(50・飯田市)は「この機会にぜひ家族皆さんで花に癒されてほしい。長く楽しむポイントはしっかり太陽に当てること。上手に管理すれば秋以降も楽しめる」と話した。「そのまま贈り物につかってもらえるように」とひとつひとつ丁寧にラッピングし、値段設定も母の日にちなんで「880円(はは)」~とこだわっている。店内には花鉢の他にも切り花やポットの花なども充実している。
同直売所の宮澤晴紀所長は「生産者の協力で華やかなコーナーができ、毎年楽しみにしていただくお客様も多い。イベントをきっかけに暮らしの中で地元の花を楽しんでもらいたい」と話した。りんごの里は現在仮設店舗営業中で、今年11月下旬にリニューアルオープン予定。新店舗では花の売り場を大きくとり、生産者と協力して売り場づくりをしていく予定。