繁殖和牛部会定期総会

JAみなみ信州
表彰を受ける木下伸一さん
表彰を受ける木下伸一さん

JAみなみ信州繁殖和牛部会は4月30日、飯田市の同JA本所で定期総会を開いた。同部会員、同JA役職員、長野県南信州農業農村支援センター、全農長野、飯田家畜保健衛生所など30人が参加し、2024年度事業報告や25年度事業計画を承認した。また長野県農業農村支援センター主催第51回繁殖技術共励会表彰や同JA優秀農家表彰を行った。
同部の井原毅部会長は「厳しい情勢ではあるが、互いに研鑽を重ね良い子牛をしっかりと生産して、これからも長く営農が続けられるよう頑張りましょう」とあいさつした。
24年度は素牛価格の大幅な減少、生産コスト高騰と厳しい生産環境の中、独自の共進会開催や京都市場への視察研修、女性部員の交流などで生産者同士が切磋琢磨しながら生産に取り組んだ。同部会員数50戸、繁殖牛頭数623頭により子牛市場出荷頭数299頭(前年比107.5%)、販売実績約1億8,300万円(前年比101.7%)となった。25年度も共進会や研修会で生産技術の向上を図り、一年一産を目指し肥育農家に喜ばれる良質な子牛生産に取り組むことを確認した。
第51回繁殖技術共励会表彰で最優秀賞に輝いた木下伸一さん(92・喬木村)は「この年齢で考えてもみなかった賞をいただけ感無量。近所の農家やJAの技術員に助けられ、今も現役で牛の世話ができていることに感謝する。これからも健康に気を付けて100歳まで頑張りたい」と話した。

受賞者は以下の通り
▽第51回和牛繁殖技術共励会
最優秀賞(長野県知事賞) 木下伸一(喬木村)
優秀賞(南信州地域振興局長賞) 近藤健一さん(阿智村)
優良賞(南信州農業振興協議会長賞)吉川嘉一(飯田市)、佐々木美和子(泰阜村)、石原正(阿智村)、小山清志(喬木村)

▽2024年度中央市場高額販売者表彰
去勢の部 串原肇(下條村)、小山清志(喬木村)、多田朋也(喬木村)
雌の部 青木連、米山淳、佐藤康博

▽2024年度中央市場多頭出荷者表彰
小川健二、唐沢朝子、下平省治

▽2024年度分娩間隔優良雌牛表彰
石原正(阿智村)、河合宏起(阿智村)、佐藤康博(泰阜村)

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