豊作願い児童代かき 金沢小学校5年生

JA信州諏訪
田んぼで元気よく走り代かきをする児童
田んぼで元気よく走り代かきをする児童

JA信州諏訪茅野中央支所は4月30日、同市の金沢小学校の稲作体験の一環で、代かきを支援した。職員5人が参加。5年生19人は、全身泥まみれになりながら土を柔らかくして田植えの準備をし整えた。
この日は、学校近くにある田んぼで代かきをした。児童はJA職員らから「代かきは田んぼの土を柔らかくして稲が育ちやすい環境を作る作業です」「昨年の株は土の中に入れてください」「畦を壊さないように歩きましょう」など、代かきをする理由や注意事項を聞いた。最初は全員で横一列に並び田んぼに入った。冷たい水と泥の感触に驚いていた。慣れてくると、元気にダイブしたり走りまわったり、組体操などをして楽しみながら土を柔らかくした。
田中燿さん(10)は「最初は土の感触がいやだったけど、やっているうちに慣れて楽しくなった。泥合戦が良かった」と話した。
同JAは2025年度、管内の小学校の稲作体験を支援する。地元組合員や各支所職員らは、児童へ主食である米の栽培を通して農業への理解を深める手助けをする。
同支所の野明光幸地区統括所長は「代かきは苗を植える前の重要な仕事。児童が楽しみながら農業に触れ始められることができて良かった」と話した。

MENU