野菜作り楽しんで 町とJAが行う食育活動

JAみなみ信州
興味深そうに種芋を観察する園児
興味深そうに種芋を観察する園児

高森町とJAみなみ信州で運営する営農支援センターゆうきは17日、同町にある「牛牧体験農場」で高森あかり保育園の年長園児16人とジャガイモの定植作業を行った。同センターで行う同園との野菜づくりは10年以上続いており、子どもたちに農業に興味を持ち楽しんでもらいたいと毎年ジャガイモと大根づくりを行っている。
この日園児らは同農場の管理を行う後澤誠さんの指導で「男爵」と「きたあかり」の2品種を植え付けた。児童らは興味深そうに種芋を眺めてから土に置き、丁寧に土をかぶせた。
同園の原潤子園長は「園ではプランターでの野菜作りしかできないので、広い畑での体験はとてもありがたい。たくさん獲れれば家庭に持ち帰り、家族でも楽しんでもらいたい」と話した。同園では収穫したジャガイモを使ったカレーパーティーを開きお世話になった方々を招いて交流を楽しんだり、親子遠足で畑に足を運び成長を見守るなど野菜作りを通して食農教育を深めている。
一緒に作業をした同センターの小島智博さんは「このような活動をきっかけに子どもたちが農業に興味を持ち、将来的に農業に携わってもらえたらうれしい。皆さんの協力をいただいて、できる限り活動を続けていきたい」と話した。
同農場は地域農業の活性化につなげようと町内の住民に貸し出しジャガイモと大根の栽培体験を行っている。定植作業には同JA営農技術員が付き添いプロの指導で栽培をスタート。その後の管理は個々で行い同センターでサポートしていく。

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