JAあづみ営農経済事業部農産課は3月下旬、花きの生産拡大に繋げるため、安曇野市堀金でアスター・ひまわり栽培講習会を開いた。管内の生産者やJA職員、種苗メーカーら約30人が参加し、作型や品種特性、栽培のポイントを学んだ。
同JA管内は、県内有数の花き産地である。ヒマワリは県内トップの生産量を誇り、13品種を235aで栽培。アスターは、市場から品質に定評があり13品種を53aで栽培している。
講習会では同部同課の小山幸亮主任が講師を担当。また、種苗メーカー担当者によるオススメの切り花の品種紹介同時に開催した。
花き主力品目のヒマワリは、短期間での計画的な出荷が可能。市場からは夏場に期待が高く、父の日の贈り物や結婚式等、夏の装花として人気があり市場からの引き合いが強い。小山主任は「ヒマワリは直播ができて強健で初心者でも栽培しやすい。露地・ハウスともに、播種から開花までの日数が読めて取り組みやすい品目」と説明した。
アスターは、転作田等の露地栽培が可能で、生産費も比較的少ないので栽培しやすいとし、市場からの注文が多く期待されている品目であると紹介した。
参加者は「新しい情報を収集出来て知見が広がった。今後の栽培計画を見直し、作付面積を増やしたい」と意気込んだ。