食の大切さを伝え続ける 女性部食育活動

JAみなみ信州
メンバーの指導で種いもを置く児童(下伊那郡下條村で)
メンバーの指導で種いもを置く児童(下伊那郡下條村で)

JAみなみ信州女性部下条支部のメンバー6人は14日、下條村睦沢の下條小学校近くのおよそ2アールの圃場で、同校3年生26人とジャガイモ「男爵」の定植作業を行った。この活動は同支部目的別グループ「じゃがじゃが応援団」が22年間活動を行っていたが、昨年メンバーの高齢化により解散となり、同支部部員が活動を引き継いだ。同JA下条支所も4年前から活動に協力し、種いもや肥料を提供。同校のキャリア教育・ふるさと学習として位置づけられており、同村教育委員会や同校職員らも参加し地域で協力して今後も活動を続けていく。
同支部支部長の熊谷紀代美さん(70)は「食育、地産地消は伝えていかなければいけないこと。歴史あるじゃがじゃが応援団の活動を我々女性部のメンバーが引き継ぎ、自分の手でつくって収穫する喜びを伝え続けたい」と話した。
この日は同支部メンバーが畝をつくったあと、児童が30cmほどの竹の棒を使い等間隔に種いもを置き、肥料をまき土をかぶせた。「食べるのが楽しみ」と収穫後に思いを馳せながら元気に作業を進めた。同支部メンバーは児童にアドバイスしながら作業を手伝い、交流を楽しんだ。
同村教育委員会の伊藤空さん(21)は「自分が小学生の時にもじゃがじゃが応援団の皆さんとジャガイモづくりを行った。今度は支える側として活動に携わることができてうれしい。子どもたちに元気に、楽しく、今後の作業も行ってもらえるよう協力していきたい」と話した。

MENU