アスパラガス一年養生株引き取り 面積拡大につなげて

JA上伊那
アスパラガスの定植苗を掘り起こす生産者
アスパラガスの定植苗を掘り起こす生産者

JA上伊那は4月5日から4月7日の3日間、協同会社である伊那市の株式会社JA菜園の圃場でアスパラガス定植苗の配付を行った。今年は新規や補植、改植を行う生産者39人から注文を受け35000株を配付した。
アスパラガスは同JAの主力品目の一つで、2033年に販売高10億円をめざしさらなる生産拡大に取り組んでいる。24年4月からアスパラガスの共選施設が本格的に稼動し、作業効率の向上、作付面積の拡大や反収の向上にも力を入れている。
定植苗は昨年5月下旬から同社が管理。担当者は「マルチの種類を変更したところ管理面の効率が上がり、苗の大きさも変更前に比べて約3倍まで大きくなった」と話した。大きな苗を定植することで、従来の小苗で定植するよりも収穫までの期間を短縮することが可能になり、早期収益化につなげることができる。
配付日には事前に注文した生産者が同社の圃場を訪れ、それぞれ決められた区画から苗を掘り起こした。
苗を栽培している同社の担当者は「共選化により作業効率が向上し、面積拡大されることを期待している。販売高10億円を目指して大きくて良い苗を生産したい。今後も喜んでもらえる苗づくりをめざしていきたい」と話した。

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