JA洗馬は4月11日、地元の塩尻市立洗馬小学校とレタス栽培体験学習を今年も開始した。同校の児童が、JA営農技術員の指導で種まきから育苗、定植、収穫まで行う。地域の特産レタスの栽培体験を通して、「食」と地元の基幹産業である「農」を知ってもらうことが狙いで、児童の親世代から続く企画だ。
5年生37人とJA洗馬女性部員2名が参加し、レタスの種まきを行った。最初に営農技術員の佐原果緒里さんが、種をまく一連のやり方をを説明した。児童は手分けして9つのセルトレイに1000株分の種をまいた。セルトレイに土を入れて水をかけ穴を開け、1粒ずつ種をまき、育苗土で覆った。
佐原さんは「洗馬地域は農業が盛んで、特にレタスの生産量が多い。農業の大変さや楽しさを知るきっかけになれば良いと思う」とこの栽培体験学習への思いを語った。育てた苗は、5月中旬に定植し、6月中下旬に収穫する予定だ。