JAあづみ営農経済事業部は5日、安曇野市堀金のJAファームみどりの店で「みどりの農業園芸講習会」を開いた。地域住民ら約15人が参加し、米作りの中間管理を中心に学んだ。
同講習会は、新たな農業への挑戦と多様な担い手の確保を目的に毎月開催される。初心者向けのスタートコースと技術向上が目的のステップアップコースがあり、この日は第1回ステップアップコースの「いまさら聞けない米作り~田んぼの中間管理編~」と題して講習会を開いた。
JA堀金地域営農センターの手塚富康係長が講師を務め、育苗編と本田編に分けてポイントを説明した。手塚係長は「健全な苗を育てるために、育苗期の温度管理が特に重要。ハウス内の温度が30℃を超えないように注意し、気象に応じたハウスの開閉を徹底すると良い」とアドバイスした。その他にも肥料の使用方法やタイミング、中干しの適切な時期などについても丁寧に教えた。
また、農薬メーカーの社員が、水稲除草剤や病害虫防除剤の紹介、使用方法のポイントについても説明した。
営農経済事業部資材課の榑沼洋治課長は「受講者が農業に挑戦するきっかけになれば嬉しい。講習会で紹介された資材も買うことができるので、店舗のPRにもなる」と話した。
受講料は材料費等が別途かかる場合を除き、各回200円。ステップアップコースは2026年2月14日まで、スタートコースは5月2日から26年3月21日まで。各コースともに隔月で6回ずつ開催する。