農業の担い手づくりの取り組み 研修制度第8期生6人が入所

JAみなみ信州
誓いの言葉を述べる高見さん
誓いの言葉を述べる高見さん

JAみなみ信州と市町村が行う農業の担い手づくりの取り組み、南信州担い手就農プロデュースは4日、飯田市の同JA本所で南信州担い手就農研修制度第8期生入所式を開いた。第8期生6人と研修生受け入れ行政担当者(飯田市・高森町・豊丘村・喬木村)、長野県南信州農業農村支援センター、同JA役職員、研修を行う同JAグループ会社(株)市田柿本舗ぷらう役職員ら39人が参加した。
代表して誓いの言葉を発表した高見昌利さん(高森町所属・55)は「2年後の独立就農を目指しスタートラインに立った。研修で栽培技術等を習得し、就農後は積極的に地域に溶け込み、地域農業の中核的農業者となれるよう精一杯努力していきます」と決意を述べた。
同JA寺沢寿男組合長は「この地域での農業は魅力がありおもしろい。夢を持って農業に励んでもらいたい。就農を目指す皆さんが地域の一員として安定した経営ができるようJA、行政が連携して支援していく」と激励した。
現在、同研修制度第6期生までの29人が南信州で独立就農し、卒業生の中には同JA市田柿品質コンクールで優秀な成績を収めた人もいる。2年後の新規就農を目指し、「夏秋きゅうり」と「市田柿」の各品目専任マネージャーが栽培指導にあたり栽培の基本と基礎を学ぶ。栽培技術だけではなく農業経営に必要な税務研修なども行う中で、研修生同士が共に励まし合いながら学ぶ仲間づくりにも取り組んでいく。

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