JAながのは千曲市森地区で観測しているアンズの基準木で、3月27日に開花を宣言した。基準木の品種は早生種の「平和」で、昨年と比べ5日早く、平年よりも4日早い開花となった。4月上旬に開花ピークとなり、6月中旬から収穫期を迎える見込みだ。
近年は春先に凍霜害被害が発生しているため、JAや同あんず部会ではチラシを配布し、燃焼資材や防霜資材の利用など早めの対策を呼び掛けている。
アグリサポート八幡の北村和最技術員は「昨年よりも開花が早い事で、凍霜害のリスクが高まっているため早めの対策を、地域全体で取り組みたい」とし「花芽は充実しているので、数量確保に努めたい」と意気込みを話した。昨年度は大きな天候被害はなかったが、春先の曇天と降雨による不受精、収穫期の高温の影響から収量が令和5年度対比85%であった。今年度は各種対策を整え、令和5年度並みの120トンを目標としている。