種もみ17トン温湯消毒

JA佐久浅間
水稲種もみを温湯消毒する職員
水稲種もみを温湯消毒する職員

JA佐久浅間では、種もみ温湯消毒作業を行っている。管内の生産者から注文を受けた「コシヒカリ」「あきたこまち」「つきあかり」などの種もみ約17トンを処理する。作業は2月下旬から3月下旬まで行う予定だ。
4キロネットに袋詰めされた種もみを60度の湯に10分間つけた後、冷水で5分浸して温度を下げる。一度に消毒できる種もみは220キロ。
温湯消毒は熱により種子伝染性病害を防除する方法。農薬を使った消毒に近い効果が得られ、廃液処理が不要で環境への負荷軽減につながる利点がある。
しかし、温度を上げ過ぎると発芽率が低下することがあり徹底した温度管理が必要。また、湯水を袋の中心部まで浸透させて全体を均一な温度に保たなければ、防除効果が低下するため、JAは細心の注意を払っている。
JAさく営農センターの白倉寛晃調査役は「温湯消毒作業は安全、安心、環境に配慮した取り組みで今後も継続していきたい」と話している。

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