水稲育苗指導会 苗づくりについて情報共有

JA信州諏訪
良質なコメ出荷に向け、苗作りのポイントを共有した水稲栽培講習会
良質なコメ出荷に向け、苗作りのポイントを共有した水稲栽培講習会

JA信州諏訪は3月18日から29日まで、管内19会場で第1回水稲育苗指導会を開いた。一等米比率向上に向け、稲作の重要なポイントである苗づくりについて情報を共有した。
良質な米づくりを目指すため、各営農センターで毎年この時期に開いているもの。講師は、各営農センターの営農指導員が務めた。
茅野市営農センターは19日、同センター会議室で開き、21人が参加した。
北澤慎悟指導員は、播種前の準備や種子消毒、発芽・出芽を一斉に揃えるために行う浸種、催芽の流れや注意点を説明。立ち枯れ・ムレ苗防止対策や初期病害虫の予防対策となる薬剤を紹介した。播種時は種子の上2~3ミリで種子が見えない程度に覆土することや、伏せ込み後の管理では、換気は朝早くトンネル内の温度と外気の温度差がないときに行うことを確認した。
同市の両角一喜さん(70)は「講習会は参考になるため、毎年来ている。一つ一つ丁寧に作業を行って、おいしいお米を出荷したい」と話した。
北澤指導員は「良質米生産の第一歩は健苗づくり。丁寧な育苗管理を心掛けてほしい」と呼びかけた。

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