ダリア新規栽培者向け指導会開催

JAみなみ信州
新規生産者にダリア生産の基本を説明する塚平係長
新規生産者にダリア生産の基本を説明する塚平係長

JAみなみ信州花き部会ダリア専門班は26日、同JA本所で栽培1~3年目の生産者を対象に「ダリアほ場準備指導会」を開いた。生産者19人と同JA職員4人が参加した。今年度同班では新規栽培者が18人増え、産地全体の品質向上のため既存生産者とグループ分けをして今後8回程度指導会を行っていく。同JAとしても経験年数に応じた指導会開催などにより指導事業の充実を図る中、今シーズンの出荷を目指し花き部会では初心者向けに初めての開催。
参加したダリア栽培3年目の寺澤利夫さん(69・高森町)は「ほ場を見学したりしながらこれまで我流で栽培していたが、基礎や適正な肥料の量を確認してもっと効率的にできそうだと感じた。これからもできるだけ指導会に参加して頑張りたい」と話した。
この日は同JA営農部農産課の塚平涼係長が年間の管理スケジュールやほ場準備、必要資材や設備の確認、土壌管理などダリア生産の基本事項について説明した。今後は既存栽培者のほ場で定植や出荷作業の現地指導会を行い、シーズンの終わりには個別面談を実施する。既存栽培者と同JAで連携しながら新規栽培者の早期安定を目指す。
塚平係長は「ここにいる皆さんで切磋琢磨して栽培に取り組んでいただきたい。挑戦いただく皆さんが不安なく栽培を進められるよう精一杯サポートして、産地全体の力をつけていきたい」と話した。
次回は4月下旬に既存生産者ほ場で定植指導会を開催する予定。

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