労働災害保険に関する加入説明会 万が一の備えに仕組みや手続きを伝える

JA信州諏訪
仕組みや手続き労働災害保険に関する加入説明会
仕組みや手続き労働災害保険に関する加入説明会

JA信州諏訪営農部は3月17日、茅野市のJA仲町会館で農業者の労働災害保険に関する加入説明会を開いた。午前・午後の部合わせて8人が参加。同部営農企画課の有賀治彦課長代理が、万が一の備えとして、労災保険の仕組みや種類、手続きの方法を伝えた。
農家は、「特別加入」という形で労災保険に加入することができる。特別加入には、「特定農作業従事者」「指定農業機械作業従事者」「中小事業主等」の3区分がある。自身の営農実態に応じた区分と基礎給付日額を選択する。
農家が雇う従業員の労災保険についても確認。農作業事故は、生命と農業経営を脅かす非常に大きなリスク。従業員にも加入させることが、リスク軽減の第一歩に繋がるとした。
労災事故が発生した場合は、病院に「労災保険に加入している旨」を伝えることや、事故後の手続きの際はJAが必要に応じて社労士を紹介することも説明した。
加入を決めた参加者は、その場で書類を記入して手続きを済ませた。
茅野市の男性(32)は「労災保険の手続きを自分だけで行うのは難しいと思う。JAに支援してもらえて大変ありがたい」と話した。
有賀課長代理は「農業における作業中の事故は、他の業種に比べて発生率が非常に高い。万が一の備えとして労災の加入を検討してほしい」と呼びかけている。

MENU