飯島町で農産物の生産販売や農作業委託、農機具貸付を行う有限会社水緑里七久保が創立20周年を迎えた。3月16日、駒ヶ根市のアイパルで20周年を記念した式典と祝賀会が開かれ、同社役員や社員、JA役職員、役場職員など約80人が出席し節目を祝った。
同社は2005年3月9日に設立。現在は水稲をメインに大麦や大豆、そば、栗、りんごなど53.3ヘクタールを借り入れて生産している。他にも、地域活動として農業をもっと身近に感じてもらうために女性を対象とした草刈り講習会等を開催。6次産業化にも取り組み、同社が生産する大麦「ファイバースノウ」と麹米「越百黄金」を原料とした麦焼酎「水緑里の麦風」の発売を4月に控えている。
式典では、これまでの功績を称えて歴代社長を務めた3人に花束を贈呈。現在4代目を務める竹澤秀幸社長は「今後は里親制度を活用した担い手の確保や、ひこばえを利用した2期作に挑戦していきたい。過去を振り返ることで未来を見据え、ともに飯島町を守っていこう」とあいさつした。
続く祝賀会では発売を控えている「水緑里の麦風」の原酒で乾杯し、20周年の節目を祝った。