凍霜害防止啓発活動キャラバン出発式開催

JAあづみ
広報車を見送るJA職員ら
広報車を見送るJA職員ら

長野県松本農村支援センターは17日、松本市梓川のJAあづみ果実南部選果所で令和7年度長野県凍霜害防止啓発活動キャラバン出発式を開いた。松本農業農村支援センター、NOSAI長野、JA役職員ら12人が参加。凍霜害の被害防止対策の早期準備と実施を生産者へ周知し、凍霜害の発生予防や被害軽減を図ることが目的だ。
過去5番目となる23億円余の被害が発生した令和5年と同様に、令和7年度も暖冬による果樹等への生育の前進が予測されており、凍霜害が発生する危険性が高いことが危惧されているという。
この日は松本市梓川と安曇野市三郷を広報車で巡回し、生産者に凍霜害への早期対策を呼び掛けた。また、凍霜害対策の基本というチラシを生産者へ順次配布。下草を短くかりこみ太陽熱を吸収させ地温を上げておくことや、防霜ファンの実施のポイントなどがわかりやすくまとめられている。チラシにあるQRコードを読み込むと動画を閲覧することができ、燃焼法の実践やセーフティーネットなど凍霜害対策だけでなく、万が一に備えて収入保険の重要性を確認できる。
相馬和揮衛常務は「凍霜害のリスクが高まっていることを考慮するとこういった啓発活動が重要になってくる。生産者にも指導を呼び掛けていきたい」と述べた。

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