花き4部合同総会開催 販売額が前年度を上回る結果に

JAあづみ
挨拶を述べる三澤次長
挨拶を述べる三澤次長

JAあづみ営農経済事業部は12日、安曇野市堀金の営農経済事業部で2024年度花き4部会合同総会を開いた。24年度の花き販売額は近年続く異常気象に悩まされたものの前年度の約2%増の1億1860万円となった。主力品目のストックは前年対比23%増、カーネーションは前年対比6%増とともに前年を上回った。
ストックについては、高温の影響により全国的に開花が遅れ、流通量が減少したことで出荷開始から出荷終了まで高単価での販売となった。カーネーションにおいては、新規市場への出荷や予約数量の増加、注文価格の値上げ等を行い、1本単価のアップや2番花の品質向上等が市場からの高評価に繋がった。
総会では、菊・カーネーション・ストック・トルコギキョウ部会の生産者や全農長野、JA役職員ら25人が出席。24年度事業報告や25年度事業計画など5つの議案を承認した。また令和7年度の展開については、高温対策として遮光資材の導入や新規品目であるアルストロメリアの栽培検討、各種講習会・圃場巡回の積極的な参加などを挙げた。
JA全農長野中信事業所の三澤謙一次長は「全国的にみても夏場の花への期待は非常に大きい。夏場の作業は大変だが、生産維持・拡大をお願いしたい」と話した。
相馬和揮衛常務は「昨年は天候に左右される年であった。生産者の皆さんと一丸となって常態化している異常気象を乗り越えていければ」と述べた。

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