JAと市町村が連携し南信州の魅力を発信 移住・就農相談会も

JAみなみ信州
各市町村のブースでにぎわうフェア
各市町村のブースでにぎわうフェア

JAみなみ信州と同JA管内の市町村で構成する「南信州・担い手就農プロデュース」は19日~21日の3日間、東京都渋谷区のJA東京アグリパークで「まるごと南信州フェアin新宿2025冬の陣」を開いた。南信州地域の豊かな農畜産物や食をきっかけに南信州への移住・就農につなげようと2019年から継続的に同フェアを行い認知度向上を図ってきた。同フェアを通じて南信州へ移住した人もおり、リピーターも多いことから今後はより移住・就農に重きを置き同フェアを活用していく。
同フェアは南信州地域の魅力をアピールしようと全14市町村の特産品がそろい、3日間で3,924人が来場しフェアを楽しんだ。阿南町の郷土料理「御幣餅」、平谷村の特産「トウモロコシ」を使ったスープ、下條村の伝統野菜「親田辛味大根」などの特産加工品や、飯田市の伝統工芸品「水引」や喬木村の「阿島傘」も会場を彩った。移住・就農相談会には3組が相談に訪れ、南信州の農業や暮らし、同プロデュースが行う南信州担い手就農研修制度などについて市町村スタッフとJA職員、現役の研修生が対応した。相談に訪れた男性(埼玉県在住・30代男性)は「南信州地域への移住を考えている。今回は移住の参考になると思い足を運んだ。現地へ行かずに相談できることはありがたい。また現地にも足を運び将来を考えていきたい」と話した。
同フェアは2022年から冬と夏の年2回開催し、主に首都圏や中京方面へ出向く相談会や、希望者に足を運んでもらう現地訪問会を開き定期的に相談の機会を設け、JAと市町村が連携して移住・就農による担い手づくりに取り組んでいる。

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