長野市篠ノ井のA・コープファーマーズ南長野店が3月14日、リニューアルオープンした。約1カ月の休業期間を経て、店舗の顔である「生産者直売コーナー グリーンスマイル」を90坪から135坪へと拡大し、商品の陳列スペースが充実。青果・鮮魚・精肉・日配に加え、需要の伸びる冷凍コーナーや総菜コーナーなども充実させ、全体の売り場面積も604坪から688坪へと、約80坪広がった。地域に密着し、組合員・地域利用者・消費者の期待に応える店舗づくりをめざす。
生産者直売コーナーでは、早朝からJAグリーン長野A・コープ直売会員が葉物野菜や根菜、果菜などの農産物を出荷。葉物を並べていた会員は、「より綺麗になって、広くなって嬉しい。消費者のみなさんに喜んでもらえるように出荷を頑張りたい」と意欲を見せた。開店を前に店舗外には開店を待つ来店客の大行列。開店と同時に生産者直売コーナーの農産物や特売品等をカゴに入れていた。来店客の女性は「リニューアルオープンを待っていた。農家さんのお野菜も美味しいし、お肉やお魚も良いので、これからも利用していきたい」と目を輝かせていた。
開店前の朝礼には、JAグリーン長野栗林和洋組合長ら役職員、生産者を代表しA・コープ直売会山本国広運営委員長、(株)長野県A・コープ山﨑進社長らが出席。栗林組合長は「自分も開店の平成25年当時に総務の立場で関わり、地域のみなさんに喜ばれる長野県有数の店舗となったと思っている。リニューアルし、組合員のみなさんによりたくさん出荷をしていただきながら、組合員・地域の消費者のみなさんから“良い店ができた”と思っていただけるようになれば嬉しい」と話した。山本運営委員長は「販売者としてたくさん農産物を持ってきたい」と話し、店舗職員らにますますの協力を要請した。
A・コープ直売会ではリニューアルオープン記念イベントとして、直売会員の野菜やキノコを使った「キノコ汁」を限定300食でふるまった。