JAグリーン長野は2024年度下期、JAグループが提唱する「国消国産」の認知度調査・向上運動に取り組んだ。10~11月の国消国産運動月間中の広報誌による周知をはじめ、JA主催のイベント等で国消国産ブースを設けたほか、JA設立30周年記念番組「農業を未来につなぐ~農業後継者達の挑戦~」で国消国産もPR。また、イベントでは長野県国消国産応援隊のタレントを迎えてPR活動を行うとともに、5会場で8月から11月に行ったイベントにおいて、「ご存じですか?国消国産」として「知っている・知らない」の2択を問う簡易的な調査行い、869人から回答を得た。調査の結果は、「知っている」が584人(67%)。組合員が多く来場したJA祭では88%から「知っている」と回答を得たものの、組合員以外の来場も多いAC長野パルセイロ冠試合等では「知らない」という回答が多く、組合員以外への周知に課題が残った。
JAでは、2025年から27年の中期3カ年計画(案)で、国消国産について「認知度向上・理解醸成から行動変容へ」として、組合員や地域住民の、認知度・理解はもとより行動変容につなげていくことを目標に掲げた。2月中旬から行ったJAの「地区懇談会」では、出席した組合員から「国消国産はとても良い取り組み。地産地消とともにぜひ積極的にPRしてほしい」と意見が上がるなど、期待も高い。簡易アンケートを企画し実行した総合企画部企画広報課市川伸一課長は、「特に若い世代の方にも知っていただけていることを実感する機会になったので、次期中期3カ年においては行動変容につなげていきたい」と話した。