上伊那農業委員会協議会が主催し、JA上伊那などが共催する2024年度第21回明日（あした）に翔（はばた）け！上伊那ファーマーズの集いが2月18日、伊那市の同JA本所で開催された。農業に従事し特に優れた功績のあった個人や団体を表彰する農業功績者表彰が行われたほか、農業名人認定授与や講演などが行われた。
当日は、約180人が出席。農業功績者表彰では8戸の個人や団体を表彰した。このうち、伊那市の御子柴貞さんは伊那市竜西地区の中核の担い手として農業経営にあたり、多くの作業を受託し地域農業を支えてきたこと、農事組合法人上荒井の設立から軌道に乗せるまでを代表理事組合長として職務にあたったことが評価された。
御子柴さんは「辛いことや苦しいこともあったが、先輩や同僚が時に陰になり、日向になり支えてくれた。数多くの皆さまに感謝し、今回の表彰を新たな力としていきたい」と喜びを話した。
講演では松本市にある株式会社かまくらやの藤本孝介社長が「異業種からの参入、持続可能な農業の実現～サラリーマン農業でイキイキと活躍する会社へ～」と題してサラリーマン農業という雇用形態や加工・販売への取り組みなどを語った。