JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしんは22日、安曇野市の地域支え合いセンターあんしんで、「第23回あんしんして暮らせる里づくり研修会」を開いた。あんしんの会員など約30人が参加した。
これから社会の高齢化が一段と加速する中で老いても住み慣れた家、住み慣れたところであんしんして暮らし続けていくために一人ひとりが何をすべきなのか考えることが目的だ。
研修会ではJA高齢者福祉ネットワーク事務局長の今井準幸さんと金城学院大学大学院教授の朝倉美江さんがそれぞれ講演会を行った。あんしんの活動の原点は地域住民たちが気軽に集まって交流が出来る、お茶飲み場(あんしん広場)から始まった。全国的に孤立感を感じている65歳以上の割合が増加傾向にあり、人との繋がりにくさを感じている人が多くなっている。長きに渡って取り組まれてきた同法人の活動そのものが人間関係の希薄化を食い止めているという。
池田陽子理事長は「あんしんの活動を通してどんな生き方をしたいのか、地域でどうやってくらしていきたいのかを考え、新年度へのワンステップにしてもらいたい」と話した。
また研修会では質疑応答や意見交換なども行われた。その中で新たな活動としてメンバーで漬物や料理を持ち寄り親睦を深める、「あんしん居酒屋」を開いてみてはどうかといったアイデアが上がるなど活発な研修会となった。