JA松本ハイランドすいか部会は2月19日、第33回すいか部会通常総会を松本市の波田支所で開き、部会員ら30人が出席した。令和6年度の事業報告や令和7年度の事業計画など4議案を審議し、すべて可決した。
同部会の瀬川俊幸部会長はあいさつで「昨年7月には臥雲義尚松本市長同行のもと首都圏でトップセールスを行った。また、松本農業支援センターには技術指導を中心に支援いただき、品質向上につなげることができた。これからも部会として地域振興と産地の活性化に努めていこう」と呼びかけた。
今年度の経過報告では5月に凍霜害が発生し生育遅れが心配されたが、その後好天に恵まれ生育は前進傾向となった。梅雨明け以降は記録的な猛暑日が続いたことから、果実への影響が心配されたが、生産者のたゆまぬ努力と気象観測システムの活用で大きなトラブルなく選果を終えた。また、消費が活発になり終始高単価での販売が続いたことから、総平均単価は3,915円(共選)と同JAすいか共選所発足以来最高単価でシーズンを終えたことを報告。
総会終了後には、同部会で優れた出荷者に贈られる令和6年度「第12回松本ハイランドすいか部会優良出荷者表彰」が行われ、総合優良表彰の部で中村文男さんが最優秀賞を、適正大玉優良表彰の部で中野浩史さんが最優秀賞、高品質優良表彰の部で金澤一郎さんが最優秀賞をそれぞれ受賞した。
総合優良表彰の部で最優秀賞を受賞した中村さんは「家族とすいか栽培をしてきて、このような賞をいただくことができたことを生産者として光栄に感じる。これからもみなさんのご指導ご鞭撻をお願いしたい」と受賞者を代表しよろこびを語った。