JAみなみ信州と同JAぶどう部会（宮下幸一部会長）は6日、飯田市鼎の同JA本所でぶどう推進大会にあわせて第8回ぶどうコンクール表彰式を行った。生産者が増える中、品質県下NO,1産地を目指す同部会では部会全体の品質向上を図り毎年独自でコンクールを行っている。同コンクールでは「シャインマスカットの部」で最優秀賞1点、優秀賞2点、新人賞1点、「クイーンルージュ🄬の部」で優秀賞4点を選出した。
クイーンルージュの部で優秀賞を受賞した加藤明さんは「今年は高温が顕著で着色不良に悩み、日々最善の改善策を模索する日々だった。このような賞をいただけたのは幸運のひとこと。これからも先輩や切磋琢磨する生産者仲間、関係の皆様のご指導をいただきながら品質向上を目指し一層努力する」と話した。
同コンクール審査委員長を務めた長野県農業農村支援センターの山近龍浩担当係長は「県下で初めてとなるクイーンルージュのコンクール開催だった。両部門とも難しい気象条件の中でも出品物はどれも高品質であった。一部房型のばらつきや低糖度なものがあり、特に大房になると食味や着色に影響することから、基準に沿った生産で信頼されるぶどうの産地を目指してほしい」と講評した。
また年間特秀率の高い生産者を表彰する「年間出荷物優秀者表彰」も行い、各品種150ケース以上（クイーンルージュは今年度のみ50ケース）の出荷をした生産者の中から表彰した。



審査結果は以下の通り
▽シャインマスカットの部
最優秀賞　安藤則雄（高森町）
優秀賞　安藤眞幸（高森町）、河合隆俊（高森町）
新人賞　福田寛（高森町）

▽クイーンルージュの部
優秀賞　安藤則雄（高森町）、安藤眞幸（高森町）、加藤明（飯田市）、梅田ゆみ子（飯田市）

年間出荷物優秀者
▽シャインマスカット
安藤則雄（高森町）
▽ナガノパープル
河合蓮（高森町）
▽クイーンルージュ
加藤明（飯田市）