ぶどう栽培を担う女性の集い 初開催

JAグリーン長野
意見交換する出席者
意見交換する出席者

JAグリーン長野ぶどう部会は2月18日、長野市篠ノ井のグリーンパレスで「女性研修会」を開催した。普段の会議体には男性の出席者が多いなかで、ぶどう栽培における細かな作業を担う女性が情報共有や仲間づくりをできるように、また、女性部会員からの希望もあり、初の試み。部会員やその家族の女性79人が出席した。
研修会では、営農技術員が「房づくりと着色管理について」をテーマに講義。近年の栽培環境に応じた対応を説明するとともに、「毎年一年生と仰る方も多いが、その一年一年の積み重ねが大切」と話したうえで、「作れば売れるという時代は終わり、産地としてこれからは品質の良いものを作りこむことが非常に重要」と話し、高品質なぶどうづくりへ女性たちの結集を呼び掛けた。
意見交換会では、5~7人のグループに分かれ、「管理作業」や「荷造り場の配置や作業」「お手伝いさんへの対応」をテーマに意見を交換。氏名や地区、栽培品種や面積など自己紹介をしたのち、話題が次々に転換。それぞれのグループから同意や驚きの声などが聞かれ、熱心にメモを取るなど、活発に情報共有が行われた。参加した女性は「とてもみなさん熱心で、お話をお聞きできてとてもいい機会だった」「ほかのお宅ではどのように作業をしているのかなどを知りたかったので、お聞きできてとても良かった」「これからの作業に生かしていければ良い」と手ごたえをつかんでいた。
営農技術員は、「少しでも産地としての品質へのこだわりを持つきっかけになれば嬉しい」と話し、アンケートなどを通じてフィードバックし、今後も要望に応じて計画していく考えを示した。

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